カレーが付いた衣服の洗濯法

カレーを食べていて困るのがカレーが衣服に付着するとき。おいしく食べていたらついうっかり…という経験が1度はあるのではないでしょうか。
このときあわてて石鹸で洗うとたちまち赤く変色してしまいます。しかしこの赤色は石鹸のアルカリ性が反応してしまって出る色ですので、心配は要りません。カレーの汚れは水洗いをし、石鹸で洗った後外で日光をふんだんに当てて干すのが良いでしょう。カレーのシミの原因はターメリックによるものですが、この黄色成分は日光などの紫外線に弱く当たると無色化する性質があります。そのため、何度も洗濯をしてその度に外に干してゆくとどんどん薄く落ちてゆくのです。

色物などは日光で色あせすることもありますので、日陰干しを何度かしてみます。また、直ぐに落としたい場合はベンジンを浸したタオルでたたき拭きをし、お湯に漂白剤を入れて浸してみるとよいでしょう。

カレーと福神漬

カレーといえば福神漬がセットとなって出てくるのが定番化しています。それではこの福神漬はいつどのように登場したのでしょうか。これには諸説ありますが日本郵船の一等食堂で始まったという説が有力のようです。当時はカレーの薬味にチェツネを出していたのですが、そのチャツネが切れてしまった際に替わりに福神漬を出したら大好評。以来カレーには福神漬が添えられるようになったという話です。また、ドライカレー風のひき肉カレーにだけ福神漬が添えられていて、以来通常のカレーにも普及していったという説も。

他には帝国ホテルが発祥だという説もあります。福神漬を考案した酒悦の社長は帝国ホテルのレストランの常連でした。そこで帝国ホテルの社長に福神漬とはなラッキョウを薬味として紹介したということです。当時の福神漬はナマタメ、ダイコン、カブラ、ウド、シソ、シイタケを醤油とみりんで甘辛く仕上げたものだったそうで、今だに福神漬というとこの当時のものがベースになっています。

今のところ結局どこが発祥だったのかは曖昧なままですが、カレーのパートナーとして広く浸透している福神漬。福神漬がないカレーは何か物足りない…とまで思わせるほど、カレーに福神漬は私たちの生活に浸透しています。

現在のスパイス貿易

かつては貴族や大商人しか手に入れることのできなかったスパイスも、19世紀頃から一般に人々にも入手できるようになりました。

現在スパイスを輸出している国で最大国といえば、やはりインドです。ペッパー、チリ、ターメリック、カルダモン、ジンジャー、クミンやその他カレーパウダーなど、カレーに使用されるスパイスを中心に取引きされています。続いて2位はインドネシア。ペッパー、ナツメグ、メース、クローブ、バニラ、カシアなどを輸出しています。そして3位以降にブラジル、マダガスカル、マレーシアが続きます。

スパイスの生産国の中には発展途上国も多く、スパイス貿易が国の重要な産業となっているところもあります。反対に日本ではスパイスのほとんどを輸入に頼っているのです。生産国との貿易のおかげで私たちはカレーやその他スパイスを使った料理を食べることができるのですから、感謝の気持ちを忘れずにいたいなぁ、なんて思う今日この頃なのでした。

カレーのインターネット宅配

ネットの普及に伴い、近年色々な商品を通販で購入することができるようになりました。配送時の気温や湿度、振動による崩れなどが気になる食品も、包装や保存剤・保冷剤をしっかりすることで安心して注文できるようになっています。

もちろんカレーも通販の主力商品のひとつとして、連日人気が殺到しているようです。レトルトからルー、スパイスセットまで様々な形態で販売されており、カレー専門店のシェフが作るカレーのレトルトパックや地域限定のバラエティ豊かなカレー、本場インドで調合されたカレースパイスなどなど、スーパーでは手に入らないような商品を購入できる点がなんといっても魅力です。

価格は商品によって様々で何千円するようなものもありますが、送料無料サービスや一定金額以上を購入することで割引できるサービスなどお得情報がある場合はしっかり利用しましょう。いつもお中元やお歳暮に贈るものが決まっていたり、プレゼントを迷っているとき、通販を利用して美味しいカレーを贈ってみるのもいいかもしれませんね。

カレープラント

カレーは様々にブレンドしたスパイスやルウを使って作られます。しかし元々カレーそっくりの香りがするハーブがあるのです。その名をカレープラントといいます。

カレープラントは地中海沿岸を原産とするキク科の多年草の一種です。丸く小さな黄色い花と銀灰色の葉が可憐で、ドライフラワーや切り花などの鑑賞用として人気があります。

名前の由来はもちろん花や葉や茎からカレーの香りがすることにありますが、実はカレー粉の材料には使用されているわけではありません。葉を生のまま食べると胃腸が弱くなってしまうなど、残念ながら直接食用に使うには適さないのです。

その香りの威力を活かし、主にラム肉や魚など臭みのある食材を煮込む場合に消臭効果の意味を込めて利用されるのが一般的です。シチューや蒸した野菜料理などをほのかにカレー風味に仕立てたい時などにも使われます。大量に加えて煮込むと逆にハーブの香りがきつくなってしまったり苦味が出てしまうため、ハーブの1節を料理が完成する直前にさっと入れ、すばやく取り出すのがコツです。
またカレープラントの葉や茎は、火を通すと彩りのよい緑色になるため、料理に添えて鮮やかさをプラスするのに使うのもお勧めです。

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