バジル
トマトと相性がよく、イタリア料理によく使用されることで有名なバジル。みずみずしくさわやかな香りと色鮮やかな緑色が特徴で、ハーブやデコレーションとして様々な料理に利用されます。
原産地は熱帯アジアやインドで、シソ科メボウキ属の一年草です。日本ではバジリコとも呼ばれ、和名ではメボウキという名がつけられています。
どんな環境にも適応できることから、現在はなんと世界中で40種類ものバジルが栽培されているそうです。
火を通さず生の葉をそのまま使用する場合は、指で適度な大きさにちぎって料理にまぶしたり、細かく刻んでマリネやパスタにあえたりします。また、イタリアで有名なジェノヴェーゼ・ソースでも使用されています。
また、火を通す場合はトマトの煮込み料理に加えたり、ペースト状にして下味として牛肉に塗ったりします。こうすると肉からにじみ出す脂肪分とよく溶け合い、旨みがアップするのだといいます。
店先に並ぶ際には、乾燥させた葉やパウダー状にしたものも販売されており、様々な用途で活躍しています。
カレーにさっぱりとした風味を加えたい時には、クローブ・カルダモン・クミンなどのスパイスと組み合わせると相性がよいでしょう。スパイスとしての馴染みはあまりないかもしれませんが、タイのグリーンカレーなどにはよく利用されているようです。
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