カレーのおいしい保存方法
一度に大量のカレーを作りすぎてしまった場合に、余ったカレーはどのように保存していますか?
長持ちさせることを考えると一番いい方法はやはり冷凍保存だと思います。
冷凍保存の良さは数週間から数カ月といった長期間でも保存が可能なこと。使いたいときはレンジで解凍したり、冷蔵庫に移して自然解凍させておいたりすれば、すぐに食べられる手軽さも魅力ですね。
しかし一度冷凍保存すると、作りたての頃の絶妙なスパイスの効き方や、微妙な味わいが損なわれてしまいます。作ったままの味や風味をそのまま保つことは、さまざまな方法を試してもなかなか難しいようです。
これにはいくつかの原因が考えられます。
例えばカレーを容器に入れる時、外の空気に触れるような条件で保存すると油が劣化してしまう恐れがあります。これは冷凍ヤケと呼ばれる現象です。
また、冷凍することによって、スパイスの成分のうち、「辛み成分」だけが残り、カレーにとって命ともいえる「香り成分」が失われてしまいます。この風味が薄れることで、作りたてのカレーと比べると物足りなさを感じてしまうのです。
また家庭用の冷蔵庫は中に入れたものが完全に凍結するまで時間がかかります。するとカレーに含まれる水分が氷の結晶になる過程で、でんぷん質が破壊されて食感がなくなってしまうことがあるようです。
こういった冷凍保存による味の劣化を少しでも防止するには、カレーを容器に入れるとき、できるだけ空気に触れないように工夫し、温め直すときには再度スパイスを加えて香りづけを行うといいでしょう。
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