カレーとナン

日本ではカレーライスという言葉が浸透しているくらいですから、カレーといえばライスにかけて食べるのが主流です。しかしカレーと一緒に食べる炭水化物系の主食はライスだけではありません。インドのナンはカレーとセットでイメージが沸くような、ポピュラーな主食です。炊きたてのご飯にカレーをかけて食べる美味しさに多少飽きてしまったら、他の組み合わせに変えてみてはいかがでしょうか。

ナンはインドをはじめ、中央アジア・中近東で食べられているパンです。
最近はカレー専門店やパン屋でもよくみかけるようになりました。学校の給食や冷凍食品でも出回るようになり、日本人の生活にもだいぶ溶け込んできているようです。
また自宅で気軽に作れるよう、カレーの料理本やナンもレシピが載っているのをよく見ます。

ナンは人の顔程ある大きさの楕円形で平べったく、もちもちした食感が特徴です。生地は精製した小麦粉を使用。
作り方は、まず小麦などに含まれる野生酵母菌を自然発酵させた自然種で生地を発酵させます。そして生地を平らにのばし、毎日ナンを食べるような国やカレーの専門店ではタンドゥールと呼ばれる土釜の内壁に貼り付けて焼き上げます。
家庭で作る場合はフライパンで焼きます。多少焦げてしまったような焼き色がまた手作りの良さを感じさせてくれます。

カレーと食べるときは、ナンとカレーを別々に食べてもよし、ナンにカレーをつけて食べるのもよし、自分が一番美味しいと思う食べ方を研究してみるのもいいですね。

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