タマリンド
タマリンドはアフリカの熱帯地方を原産とするマメ科の植物です。古くからインドで使用されていたため、インディアンデートという呼び名もつけられています。
食用に使用するのはさやの内側についている紫がかった茶色の果実の部分。通常はこれをいくつかくっつけてブロックにしたり、ペースト状にして販売されています。インドではカレーやチャツネ、サンバルと呼ばれる豆と野菜のシチューなどに酸味料として使用され、柔らかくフルーツのような酸味があるのが特徴です。またヨーロッパではピクルスやウスターソース、タイではトムヤムクンのスープに欠くことのできない存在。品種によって甘みが強く酸味が弱いものもあり、こちらは生のまま食べたり、ドライフルーツや砂糖漬けにすると美味しくいただけます。また西インド諸島では清涼飲料水にも加工されているそうです。
タマリンドには腸の働きを整える作用があるため、便秘の改善や、インドでは赤痢など腸の病気にも薬として処方されています。
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