豆類
インドでは宗教上の理由から肉を食すことを禁じる風習がありました。そのためベジタリアンが多く、豆は貴重なたんぱく質のもととして重宝されていたのです。また豆には植物が育つための栄養が蓄えられているため、栄養の貯蔵庫としても人々の健康を支えていました。
世界中には色々な種類の豆があります。インドや北アフリカではレンズ豆、アメリカではいんげん豆、ヨーロッパ地方ではひよこ豆やソラマメなどがそれぞれ原産で、その地域で昔から人々に食されてきました。日本でも大豆が納豆や豆腐の原料として、また小豆は赤飯や和菓子の材料として人々に愛されています。
カレーによく使用されるのはひよこ豆やレンズ豆、いんげん豆など。乾燥した状態の豆を水で柔らかく戻し、炒めたり煮込んだりして調理されます。手間をかけたくない場合は水煮缶が便利です。
豆の植物性たんぱく質は動物性のものと比べ良質で、必須アミノ酸が豊富です。またビタミンB群、カリウム、サポニンという老化を防ぐ働きのある成分も含まれており、健康はもちろん美容にも大変効果の高い食材なのです。
豆カレーは豆のほくほくした食感やほのかな甘味が美味しいだけでなく、体を丈夫にキレイにしてくれる、一石二鳥の効果が期待できるカレーだといえるかもしれませんね。
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