具の下ごしらえ

カレーを美味しく作るには下ごしらえが大切。風味や旨みを出すほか、素材そのものの味を一層引き出すことができるようになります。

たとえば、肉は余分な脂身を切り落とすと臭みが抜けますし、カロリーを抑えることができます。またクローブやナツメグ、オールスパイスを直接肉や魚にふりかけたり練り込んでおくと、臭み消し効果が得られます。ローレルやタイム、オレガノやセージは素材と一緒に煮込んで使うと効果的です。また、下味をつけたい場合はすり下ろしたニンニクや塩・胡椒を素材にまぶしておくとしっかりと味がつくようになります。

野菜は食感を残したいか、それともとろとろ溶かしたいかによって処理の仕方を工夫するといいでしょう。前者の場合、ジャガイモは煮崩れしないメークインを使用したり、一口大に切ったじゃがいもの角をとるとどろどろになりません。またにんじんやナス、ピーマンなどをあらかじめ茹でておいたり、油でさっと揚げて調理の後半に加えると、あっさり仕上げたり香ばしさを演出することができます。

ほかにも素材やカレーの種類、その日の気分によって下ごしらえを工夫すると、楽しさもカレーの仕上がりもぐっと増すので、色々な方法を試してみるといいかもしれません。

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