カレーとじゃがいも
カレーに入れる野菜といえば、人参・玉ねぎ・ジャガイモですね。この3つは一部でカレー3種の神器と呼ばれるほどの定番材料です。
じゃがいもの原産地は南アメリカのアンデス山脈の高地で、16世紀末にスペイン人がヨーロッパに持ち帰り広まっていったのだといわれています。日本へは1600年頃の慶弔年間に長崎に伝来しました。インドネシアのジャカルタ(=ジャガタラ)を拠点としていたオランダ人が持ち込んだため、ジャガタラいも→ジャガイモと名前が変遷してきたのだそうです。日本では馬鈴薯とも呼ばれていますね。
世界の主な産地は中国、ロシアやインド、そして日本の主な産地は北海道や九州となっています。
じゃがいもにはいくつか品種がありますが、よく使われるのは段爵薯とメークインです。男爵薯は食感がホクホクしてポテトサラダやコロッケにピッタリですが、煮崩れしやすいのが難点。そのためカレーにはねばりねがあり、荷崩れしないメークインのほうが適しています。
しかしじゃがいもがカレーに溶け込むと甘みやとろみが加わって、舌触りや味がマイルドになりますから、これを好むのであればあえて男爵薯を使ってみてもいいですね!
じゃがいもは常温で長持ちしますが、暗くて温度の高い場所は保存に適しません。
みそ汁や肉じゃが、ポテトサラダやオムレツなど、1日の食事のうち1回はじゃがいもを使った料理が食卓に出てくるほどではないでしょうか。
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