ナス

ナスはインドを原産とする野菜で、世界中で様々な品種が栽培されています。特にインド周辺や中国、東南アジアで種類が豊富。日本でポピュラーなのは寒冷地でも温暖地でも栽培可能な紫色の長卵形ナスで、山形や秋田・京都では丸ナス、西日本では長ナスが多く出回っています。

ナスは90%以上が水分で、カリウムとビタミンCが少々含まれています。低カロリーで油との相性がいいのも特徴です。また体の熱をとる効果があるため、高血圧の方にお勧めの食材。「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざがありますが、これは秋の美味しいナスを食べ過ぎて体が冷えると妊娠しにくくなるかもしれない、という嫁の体を案じる気持ちが込められているのです。ちなみにナスの紫色の正体は、ナスニンというポリフェノールの一種。ガンや動脈硬化の予防に効果があるといわれています。

新鮮なナスを選ぶには、身がずっしりつまっていてつややかな紫色かどうか、ヘタの部分がみずみずしいかどうかを見てみましょう。煮浸し、焼きナス、天ぷらなどの揚げ物、様々な方法で調理することができます。カレーにナスを入れる場合は、油でさっと揚げるか炒めると、香ばしさがアップして風味のいいカレーに仕上がるのでお勧めです。

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