アサリ

毎日の食卓に欠かせない味噌汁の具でお馴染みのアサリ。実はカレーにもよく使用されているのです。

アサリは日本や台湾、フィリピンなどの内湾の干潟に多く分布します。日本では東京湾や有明海が主な産地です。旬の時期は春や秋。産卵期の1ヶ月ほど前は身がぎっしり詰まっているためとても美味です。逆に産卵が終わった冬は身が痩せてしまうので、美味しさが半減してしまいます。

アサリを調理するときは、まず事前に砂だしを行う必要があります。海水または海水と同程度の濃度の塩水(約3%)につけておくと、簡単に砂を吐き出してくれます。
また加熱の際、火を通しすぎると身が固くなってしまうため、注意が必要。

身が小さいアサリは栄養価値もあまりないように思われがちですが、鉄分やビタミンB1が豊富なため妊婦や貧血気味の人にはもってこいの食材。カルシウムや亜鉛、銅なども多く摂取でき、疲労回復やむくみの改善などに役立ちます。ちなみに旨みの元はコハク酸と呼ばれる成分です。

カレーを作るときは、旨みと栄養がたっぷり詰まった煮汁も是非一緒に加えてみてくださいね。

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